[MIS17-06] Everyone’s an Astrobiologist
★Invited Papers
*Mary A Voytek1,2 (1.NASA Headquarters、2.Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology)
[E] 口頭発表
セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント
コンビーナ:薮田 ひかる(広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻)、杉田 精司(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、深川 美里(国立天文台)、藤島 皓介(東京工業大学地球生命研究所)
様々な分野を横断し、宇宙における生命の起源と進化、生命存在可能性の解明を目的とするアストロバイオロジーが発祥して20年。太陽系物質進化、惑星系形成、初期地球の前生物的化学、地球と生命の共進化、極限環境生物、ハビタブルな惑星環境、といった個々のテーマが複数分野の知見や手法で研究されるようになり、「我々はどこから来たか」を或る幾つかの形では示すことができるようになってきた。しかし、最終的には成し遂げるべき、挑戦的な領域が残っている。それは、地球惑星環境で生じた非生物的な物質は、どのように生命機能を獲得したのか? 生命の起源に至る、または、生命存在可能な条件を満たす、有機化学と生化学の接点には未だに隔たりが大きい。そこで、これからのJpGUアストロバイオロジーセッションでは、これまで以上の取り組みが重要と考えられる「天文学、地球科学、生化学の融合」を模索し、この未知領域の開拓に臨む。例えば系外惑星と分子進化など、試験管の中の知見を超えた、”場”と対応づけた生化学的・分子生物学的な事象を議論し「生命とはなにか」の理解に近づけ、将来の宇宙生命探査に必要な非生命と生命の識別法の議論や開発に繋げる。
*Mary A Voytek1,2 (1.NASA Headquarters、2.Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology)
*鈴木 庸平1 (1.東京大学大学院理学系研究科)
*Tony Z Jia1、Kuhan Chandru、Yayoi Hongo、Rehana Afrin、Tomohiro Usui、Kunihiro Myojo、H. James Cleaves (1.Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology)
*八木 創太1、Padhi Aditya2、Zhang Kam2、田上 俊輔1 (1.理化学研究所 生命機能科学研究センター 高機能生体分子開発ユニット、2.理化学研究所 生命機能科学研究センター 構造バイオインフォマティクス研究チーム)