JpGU-AGU Joint Meeting 2020

セッション情報

[E] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS17] アストロバイオロジー

コンビーナ:薮田 ひかる(広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻)、杉田 精司(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、深川 美里(国立天文台)、藤島 皓介(東京工業大学地球生命研究所)

様々な分野を横断し、宇宙における生命の起源と進化、生命存在可能性の解明を目的とするアストロバイオロジーが発祥して20年。太陽系物質進化、惑星系形成、初期地球の前生物的化学、地球と生命の共進化、極限環境生物、ハビタブルな惑星環境、といった個々のテーマが複数分野の知見や手法で研究されるようになり、「我々はどこから来たか」を或る幾つかの形では示すことができるようになってきた。しかし、最終的には成し遂げるべき、挑戦的な領域が残っている。それは、地球惑星環境で生じた非生物的な物質は、どのように生命機能を獲得したのか? 生命の起源に至る、または、生命存在可能な条件を満たす、有機化学と生化学の接点には未だに隔たりが大きい。そこで、これからのJpGUアストロバイオロジーセッションでは、これまで以上の取り組みが重要と考えられる「天文学、地球科学、生化学の融合」を模索し、この未知領域の開拓に臨む。例えば系外惑星と分子進化など、試験管の中の知見を超えた、”場”と対応づけた生化学的・分子生物学的な事象を議論し「生命とはなにか」の理解に近づけ、将来の宇宙生命探査に必要な非生命と生命の識別法の議論や開発に繋げる。

*山岸 明彦1,2橋本 博文2矢野 創2河口 優子9横堀 伸一1小林 憲正3三田 肇4薮田 ひかる5東出 真澄6田端 誠7今井 英一8 (1.東京薬科大学生命科学部、2.宇宙科学研究所、3.横浜国立大学、4.福岡工業大学、5.広島大学、6.JAXA、7.千葉大学、8.長岡技術科学大学、9.千葉工業大学)

*大野 宗祐1三宅 範宗1石橋 高1河口 優子1奥平 修1前田 恵介1飯嶋 一征2梯 友哉2山田 学1山岸 明彦3山田 和彦2高橋 裕介4野中 聡2瀬川 高弘5福家 英之2吉田 哲也2松井 孝典1 (1.千葉工業大学、2.宇宙航空研究開発機構、3.東京薬科大学、4.北海道大学、5.山梨大学)