*香内 晃1、大場 康弘1、羽馬 哲也1、山崎 智也1、木村 勇気1、渡部 直樹1、橘 省吾2、城野 信一3、奥住 聡4、百瀬 宗武5、古家 健次6 (1.北海道大学低温科学研究所、2.東京大学理学系研究科、3.名古屋大学環境学研究科、4.東京工業大学理学院、5.茨城大学理学部、6.筑波大学計算科学研究センター)
セッション情報
[J] 口頭発表
セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-CG 宇宙惑星科学複合領域・一般
[P-CG27] 宇宙における物質の形成と進化
コンビーナ:野村 英子(国立天文台 科学研究部)、大坪 貴文(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)、三浦 均(名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科)、瀧川 晶(東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻)
近年の天文観測・室内実験・惑星探査・理論的研究の進展は、銀河系・原始惑星系円盤・晩期型巨星周囲等に存在する物質(ダスト・ガス)を物質科学的観点から理解することを可能としている。銀河や星・惑星系の進化においてダストやガスが果たす役割を理解するためには、これまで以上に天文学的・宇宙物理学的研究と物質科学的研究をリンクさせることが重要である。現在日本では、ダスト・ガスの観測に適した赤外線天文衛星 SPICA 計画が実現に向かっており、地上大型望遠鏡計画 TMT とともに太陽系内外のフロンティアを拓いていくと期待される。これらを最大限に活かすには、大きな成果を挙げている ALMA の結果などを踏まえて検討を進めることも重要である。本セッションでは、宇宙の物質進化や形成を理解するために、天文観測と物質科学からどのようなアプローチが可能なのかを双方向から議論する。
太陽系物質の起源や進化に関する発表は「太陽系における惑星物質の形成と進化」セッションへの投稿を推奨します。太陽系物質の研究にもとづいて宇宙での物質形成全般を議論する発表は、ぜひ本セッションにご投稿ください。
*大屋 瑶子1 (1.東京大学)
*野津 翔太1,2、Ewine van Dishoeck1,3、Catherine Walsh4、Arthur Bosman5、野村 英子6 (1.Leiden Observatory, Faculty of Science, Leiden University、2.理化学研究所 開拓研究本部 坂井星・惑星形成研究室、3.Max Planck Institute for Extraterrestrial Physics、4.School of Physics and Astronomy, University of Leeds、5.Department of Astronomy, University of Michigan、6.国立天文台 科学研究部)
*古家 健次1 (1.筑波大学 計算科学研究センター)
*樋口 あや1 (1.国立天文台)