JpGU-AGU Joint Meeting 2020

セッション情報

[J] 口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS10] 太陽系物質進化

コンビーナ:藤谷 渉(茨城大学 理学部)、松本 恵(東北大学大学院)、小澤 信(東北大学大学院理学研究科地学専攻)、日比谷 由紀(国立研究開発法人海洋研究開発機構 海底資源センター )

原始太陽系星雲における物質の形成と微惑星への集積、微惑星から原始惑星・惑星への進化、および天体内部や表面での諸過程に関して、隕石や他の惑星物質に対する研究と実験的研究の両面から議論する。初期太陽系の情報を保存する始原的物質(コンドライト隕石や惑星間塵、サンプルリターン試料)に関しては、それらの分析を通して明らかになった知見を総合理解することを目指す。さらに、分化隕石やコンドライトの母天体における水質変成・熱変成作用、火成活動、コア・マントル・地殻形成、ならびに天体衝突といった現象や母天体の内部構造や構成物質などについても議論する。実験的手法による惑星物質の組成、相平衡や構造に関する知見なども取り上げ、隕石研究とあわせて物質の形成・進化と天体における諸過程を考察する。分析手法開発研究(化学、理論、物性)や学生の萌芽的研究を歓迎し、将来の太陽系、惑星系形成研究の新たな開拓につなげたい。