JpGU-AGU Joint Meeting 2020

セッション情報

[E] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-IT 地球内部科学・地球惑星テクトニクス

[S-IT23] 地球型惑星内部での液体の特性とその役割

コンビーナ:坂巻 竜也(東北大学大学院理学研究科)、中島 陽一(熊本大学大学院先導機構)

ケイ酸塩メルトと液体金属は、地球型惑星の誕生時から現在に至るまでに辿ってきた物理的、化学的、熱的進化の過程で大きな役割を担ってきた。惑星形成時におけるマグマオーシャンからのコア分離過程は、液体間での元素分配、拡散や粘性といったそれぞれの液体の物理特性により特徴づけられる。地球表層の火山で直接観察されるマグマは地球内部に潜在する液体のごく一部であり、その殆どが深部に内包されており、今もその役割を果たしている。また、地球のみならず火星や水星の金属コアの一部は、今なお、液体状態である可能性が高い。しかしながら、惑星内部のような高圧高温極限下での液体を取り扱うことは実験的にも、理論的であっても容易ではなく、惑星内部のさまざまな液体の特性、その果たす惑星進化への役割を解明することは挑戦的なテーマである。本セッションでは実験・理論・観測・数値シミュレーションなど様々な手法での高圧高温下での液体に関する講演を歓迎し、惑星内部条件における液体の物理的・化学的性質や地球内部でのその振る舞いについて幅広い観点からの積極的な議論も歓迎する。

Young Jay Ryu1、*Yanbin Wang1Tony Yu1Vitali Prakapenka1Zhicheng Jing6Man Xu5Clemens Prescher2Eran Greenberg1Sergey Tkachev1Heather Watson3Yoshio Kono4Peter Eng1Joanne Stubbs1 (1.Center for Advanced Radiation Sources, University of Chicago, Chicago, IL, USA、2.DESY, FS-PS, Hamburg, Germany、3.Union College, NY, USA、4.Geodynamics Research Center, Ehime University, Matsuyama, Japan、5.Case Western Reserve University, OH, USA、6.Southern University of Science and technology, Guangdong, China)

講演取消

*近藤 望1河野 義生1尾原 幸治2SKRZYPEK Etienne3山田 明寛4齊藤 哲5 (1.愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター、2.高輝度光科学研究センターSPring-8、3.グラーツ大学地球科学研究科、4.滋賀県立大学工学部ガラス工学研究センター、5.愛媛大学理工学部地球科学科)

*大平 格1,2河野 義生1,2Shu Yu3柴崎 裕樹4,5Kenney-Benson Curtis3Hrubiak Rostislav3増野 敦信6Shen Guoyin3 (1.愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター、2.カーネギー研究所 Geophysical Laboratory、3.アルゴンヌ研究所 X-ray Science Division High Pressure Collaborative Access Team (HPCAT)、4.東北大学 学際科学フロンティア研究所、5.物質・材料研究機構 若手国際研究センター、6.弘前大学 理工学研究科)