JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG55] 沿岸海洋⽣態系─1.⽔循環と陸海相互作⽤

コンビーナ:山田 誠(龍谷大学経済学部)、杉本 亮(福井県立大学海洋生物資源学部)、藤井 賢彦(北海道大学大学院地球環境科学研究院)

[ACG55-01] 海底湧水調査におけるUAVを用いた海面温度測定法の最適化

*山田 誠1杉本 亮2宮下 雄次3濱元 栄起4王 智宏5 (1.龍谷大学経済学部、2.福井県立大学海洋資源生物学部、3.神奈川県温泉地学研究所、4.埼玉県環境科学国際センター、5.総合地球環境学研究所)

キーワード:UAV、海底湧水、サーモグラフィー、海水面温度

近年、UAVに搭載できるセンサー類が大幅に増え、観測の幅が広がったことで、様々な分野でUAVを用いた観測が行われている。我々は、2015年にUAVにサーモグラフィーを搭載して、海水面温度の観測を行った。その結果、数m程度の範囲で湧出している海底湧水を捕らえることができた。現在は、サーモグラフィーを搭載したドローンが一般に販売されており、その当時に比べると、格段に機能面で充実したサーモグラフィー搭載のUAVが登場している。そこで本研究では、そのようなUAVが海底湧水研究にどの程度寄与できるのかを検証するため、サーモグラフィ(Zenmuse XT2)を搭載したUAV(DJI製Matrice 200 v2)を用いて、様々な条件での水面温度の測定と実際の海水面温度の測定をおこなった。本発表では、それらの結果から導いた、海底湧水観測におけるUAV海面温度測定法について紹介する。