JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG56] 沿岸海洋生態系─2.サンゴ礁・藻場・マングローブ

コンビーナ:梅澤 有(東京農工大学)、宮島 利宏(東京大学 大気海洋研究所 海洋地球システム研究系 生元素動態分野)、渡邉 敦(笹川平和財団 海洋政策研究所)、樋口 富彦(東京大学大気海洋研究所)

[ACG56-04] 低緯度沿岸生態系の生物環境指標としての有孔虫

★招待講演

*藤田 和彦1 (1.琉球大学理学部物質地球科学科)

キーワード:サンゴ礁、海草藻場、堆積物、水質

有孔虫類は地球惑星科学において地質年代や古環境を調べるための示準化石・示相化石として広く知られているが,沿岸域の水質・底質などの環境変遷を探る生物環境指標としても用いられている。低緯度のサンゴ礁,マングローブ,海草藻場にもそれぞれ特徴的な有孔虫類が分布する。本講演では,講演者らによるこれまでの研究成果にレビューを交えて,低緯度沿岸生態系における水質,底質の指標としての有孔虫類の有用性と課題について概説する。