[G03-01] 海洋科学の現場と教室をつなぐズーム接続の試み
キーワード:地球深部探査船「ちきゅう」、有人潜水調査船「しんかい6500」、インターネット接続
海洋研究開発機構は、2019年4月に大きな組織改革を行い、今まで別部署での管理であった7隻の海洋調査船や20機の探査機を一括管理運営する部署に統合化した。年間の運用計画や航海策定、リスクアセスメント、航海実施やデータ取りまとめを行いつつ、過去の航海の様子や普及広報活動にも取り組む、このセッションでは、小中高校、大学生へ向けた地球惑星科学教育の機会の情報共有の場であることから、過去に実施した海洋科学のアウトリーチ活動の一部を紹介したい。大型ファシリティである「ちきゅう」や「しんかい6500」といったユニークな大型ファシリティを介して、様々な年齢層にどのように発信するのが効果的か、将来の人材育成に繋がるのか、裾野を広げる活動になるのか、模索している状態である。教育現場にいる先生方と課題や今後への期待を受け止めながら、活動を続けている。今回は、ファシリテーターとして参加した小中学高校大学、およそ30校,全国の自治体,子供会などの中で、船上とのインターネット接続により研究現場とつなぎ、臨場感を伝えつつ、双方向の質疑応答という形で進めた形跡を紹介する。