JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-04] 地球惑星科学のアウトリーチ

コンビーナ:小森 次郎(帝京平成大学)、植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、長谷川 直子(お茶の水女子大学)、大木 聖子(慶應義塾大学 環境情報学部)

[G04-P06] 任意団体「ジオエデュケーション」の巡検支援活動と課題

*小森 次郎1北山 智暁2飯田 和也3 (1.帝京平成大学、2. 海洋開発研究機構、3.駒場東邦中学高等学校)

キーワード:地学教育、地理教育、野外実習、人材活用、ボランティア団体

高等学校での地理必修化や,学校や生涯教育において環境・防災に関する実践的な指導が必要とされる一方で,それを教える側においては教員の人材不足や現場の実状から乖離した働き方改革の推進など多様な課題が山積している.我われの「ジオエデュケーション」は地学,地理分野の野外巡検の支援を主な目的として2012年4月から活動を進めている任意団体である.支援の対象は小学生から大学生,社会人と幅広く,内容は多摩丘陵,城ヶ島のほか,福島県浜通りでの巡検や東京都内の武蔵野台地上での人力ボーリングやなど多岐にわたる.今発表ではこれまでに行った巡検や実習のモデルコースや企画内容の紹介,および対象ごとに見られた支援の成果や課題の報告を行う.
さらに,現役教員や退官後の教員の豊富な知識や経験,技術を,将来へどのように継承するかの問題に対して,こういった支援団体が担いうる可能性についても議論してみたい.