[H-CG29] 原子力災害被災地の地域復興における科学者の役割

[HCG29-02] 飯舘村農業復興への大学支援

*登尾 浩助¹、Ito Yuki²、Honjo Yasuhiro¹、Ozawa Kiyashi¹、Koshimizu Masami¹、Takesako Hiroshi¹、Kanno Muneo³ (1.Meiji University、2.Agricultural Research Organization、3.Resurrection of Fukushima)

キーワード：radiocesium、fertigation、soil

明治大学の研究者と学生等は、福島第一原子力発電所の事故直後の2011年から他大学の研究者やNPO法人ふくしま再生の会および現地の農家と共に飯舘村農業の再生を支援するための研究を続けてきた。2014年からは養液土耕栽培支援 システムを導入して施設園芸による農業復興を支援している。2018 年 9 月には「福島県飯舘村と明治大学農学部お よび農場との震災復興に関する協定書」を締結し，飯舘村と明治大学と協働関係を構築した。今後は、農地を活かし，高齢農業者に収入の機会を与え，地域農業の存続を支える役割を担う6 次産業の育成をいかに支援するかが課題である。