JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI40] 計算科学による惑星形成・進化・環境変動研究の新展開

コンビーナ:林 祥介(神戸大学・大学院理学研究科 惑星学専攻/惑星科学研究センター(CPS))、小河 正基(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻)、井田 茂(東京工業大学地球生命研究所)、草野 完也(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

[MGI40-11] ポスト「京」萌芽的課題から富岳成果創出加速プログラムへ:「宇宙の構造形成と進化から惑星表層環境変動までの統一的描像の構築」

*牧野 淳一郎1 (1.神戸大学)

キーワード:大規模数値計算、計算科学

昨年度までの4年間、惑星科学分野でのポスト「京」(現スーパーコンピュータ「富岳」)の有効活用を目的とした「重点課題」「萌芽的課題」の1つとして、いわゆる「計算惑星」プロジェクトを推進してきた。これは4つのサブ課題からなり、それぞれ主に惑星形成、惑星内部・表層のダイナミクスと進化、太陽活動による地球環境変動、原始太陽系における物質進化と生命起源をテーマとするものであった。

富岳のハードウェアはほぼ完成しつつあり、今年度終わりから来年度初めにかけて本格的な共用が開始される。一方、重点および萌芽的課題の後継として、今年度から富岳成果創出加速プログラムが始まり、惑星科学から天体物理、宇宙論までを統合する「宇宙の構造形成と進化から惑星表層環境変動までの統一的描像の構築」の提案が採択された。本講演では、この提案の目標と計画を概観する。