JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI41] 情報地球惑星科学と大量データ処理

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)

[MGI41-12] 大量のボーリングデータを用いた地盤情報のボクセルモデル作成

*野々垣 進1升本 眞二2根本 達也2 (1.国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2.大阪市立大学大学院理学研究科)

キーワード:ボーリングデータ、ボクセルモデル、地盤情報

都市域では,ボーリングデータが地下地質の3次元分布形態を把握する上で重要となる.近年,公共工事の際に作成された膨大な数のボーリングデータが,国や地方自治体からWebを通して一般に公開されている.しかし,大量のボーリングデータから地下地質の3次元モデルを構築する安価なツールはほぼない.本研究の目的は,ボーリングデータを用いて簡易に地質地盤情報の3次元モデルを構築するオープンソースツールを開発し,都市域の地質情報の利活用を促進することである.その第一段階として,公開された大量のボーリングデータから岩相や標準貫入試験結果(N値)などの地盤情報のボクセルモデルを構築する手法を開発した.本発表では,開発した手法の概要とテスト計算の結果を紹介する.本研究はJSPS科研費JP19K04004の助成を受けたものである.