[M-GI41] 情報地球惑星科学と大量データ処理

[MGI41-18] LPWA（LoRa）と映像IoT技術開発 (1)

*水原 隆道¹、青木 俊樹¹、ヌリシラジ マハダド¹、山本 和憲²、村田 健史²、村永 和哉³、Pavarangkoon Praphan²、淺井 信行²、Tungpimolrut Kanokvate⁴、Lewlomphaisarl Udom⁴、Karnjana Jessada⁴ (1.株式会社クレアリンクテクノロジー、2.情報通信研究機構、3.セック株式会社、4.NECTEC)

キーワード：LPWA、IoT、センシング

内閣府では、IoT（Internet of Things）、ロボット、人工知能（AI）、ビッグデータ等の新たな技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人一人のニーズに合わせる形で社会的課題を解決する新たな社会を「Society 5.0（ソサエテイ 5.0）」と名付けている。Society 5.0ではICTを最大限に活用し、サイバー空間とフィジカル空間（現実世界）とを融合させた取組により、世界に先駆けて人々に豊かさをもたらす「超スマート社会」を実現する。本研究では、その実例の一つとして、IoTによる安価な通信方式の導入と、これをベースとした超多地点水位計の展開を検討する。IoTでは近年普及が始まりつつあるLoRa（本研究ではプライベートLoRa）を使った通信モジュールの開発と、都市域における長距離通信実験結果を紹介する。現状では、見通しがあれば数10㎞以上の通信が可能であることが分かっている。本年度はLoRa通信システム開発の基盤となるRaspberry Piキャリアボードの設計と実装、および試験結果について報告する。また、この基盤を用いて行った映像IoTの基礎実験結果についても議論する。