JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI41] 情報地球惑星科学と大量データ処理

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)

[MGI41-P07] 千曲市センサーネットワークによるデータ収集

*水谷 耕平1村田 健史1山本 和憲1Praphan Pavarangkoon1村永 和哉2水原 隆道3 (1.国立研究開発法人情報通信研究機構、2.㈱セック、3.㈱クレアリンクテクノロジー)

キーワード:IoT、センサーネットワーク、LoRa

多様なセンサーをインターネットに接続しデータ収集を行うIoTは生活を支える重要な基盤技術になる可能性がある。様々な地域において無線技術を使ったデータ収集の実証実験が進められ、データ利活用によるサービス向上や課題解決の試みが行われている。我々は低電力広域通信技術 LPWA(Low Power Wide Area)の一つであるプライベートLoRa、BLE、LTEによる各種センサーの通信網への接続により長野県千曲市全域の各種データを集める実証実験を行っている。実験では市庁舎はじめ市内の10か所にLoRa中継局を設置した。各中継局にはカメラを設置し画像転送を行っている。さらにビーコン発信機を千曲市コミュニティー循環バス等に設置し、車から中継局を通じてリアルタイムでクラウド サーバに位置を伝送できる。各中継局のそばに気象ステーションを設置しLoRaでデータ伝送をしている。また、戸倉上山田中学校には数十個の環境センサーを設置しBLEにより中継局にデータを送りLTEによりクラウドに吸い上げている。それらの結果をインターネット上でモニターできるようにしている。ネットワークには色々なセンサーが接続される可能性がありこれからの応用が期待される。