[MIS07-P13] 高エネ研フォトンファクトリーにおける水惑星STXMを用いたリュウグウサンプルへの準備:模擬物質分析結果の報告
キーワード:はやぶさ2、リュウグウ、走査型透過X線顕微鏡、有機物、サポナイト、放射光
高エネルギー加速器研究機構 フォトンファクトリー(KEK-PF)のBL-19Aに新たに導入された水惑星STXMを用いて、小惑星リュウグウからの帰還試料の分析に備えている。本公演では、リュウグウの形成プロセス決定に貢献すべく、衝撃実験回収有機物と嫌気的環境にて合成されたサポナイトの分析を行い、これによって得られた検知をまとめて報告する。分析を通してSTXM-XANES分析がリュウグウ形成プロセスの解明に十分貢献可能であることを確認した。また講演では、火星試料への応用可能性についても触れる。