JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS07] 水惑星学

コンビーナ:関根 康人(東京工業大学地球生命研究所)、玄田 英典(東京工業大学 地球生命研究所)、福士 圭介(金沢大学環日本海域環境研究センター)、臼井 寛裕(東京工業大学地球生命研究所)

[MIS07-P13] 高エネ研フォトンファクトリーにおける水惑星STXMを用いたリュウグウサンプルへの準備:模擬物質分析結果の報告

*菅 大暉1,2菊池 早希子3丹 秀也1,4山下 翔平2武市 泰男2若林 大佑2木村 正雄2高橋 嘉夫1,2関根 康人4 (1.東京大学大学院理学系研究科、2.高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所、3.海洋研究開発機構X-star、4.東京工業大学地球生命研究所)

キーワード:はやぶさ2、リュウグウ、走査型透過X線顕微鏡、有機物、サポナイト、放射光

高エネルギー加速器研究機構 フォトンファクトリー(KEK-PF)のBL-19Aに新たに導入された水惑星STXMを用いて、小惑星リュウグウからの帰還試料の分析に備えている。本公演では、リュウグウの形成プロセス決定に貢献すべく、衝撃実験回収有機物と嫌気的環境にて合成されたサポナイトの分析を行い、これによって得られた検知をまとめて報告する。分析を通してSTXM-XANES分析がリュウグウ形成プロセスの解明に十分貢献可能であることを確認した。また講演では、火星試料への応用可能性についても触れる。