JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS21] ジオパーク

コンビーナ:田所 敬一(名古屋大学地震火山研究センター)、尾方 隆幸(琉球大学島嶼防災研究センター)、大野 希一(島原半島ジオパーク協議会事務局)、有馬 貴之(横浜市立大学)

[MIS21-05] 室戸ユネスコ世界ジオパークにおける多様な研究者とのパートナーシップに向けた取り組み

*高橋 唯1 (1.室戸ジオパーク推進協議会)

多くのジオパークでは、学術基盤が強化されることや多様な分野の研究が展開されることを狙って、研究助成事業を行っている。ジオパークのエリアにおいて常に新たな研究が行われ、新しい価値の発見や既存の価値の更新がなされることは重要視され、再認定審査においても項目としても挙げられている。室戸ユネスコ世界ジオパークでは2018年から研究助成事業がスタートしており、年度末に住民に向けた成果報告会行っている。この報告会では、住民が研究者の話を聞くことが出来る場であると同時に、研究者は直に住民の声を聞き、ジオパーク内の住民活動について学ぶ機会にもなっていた。そのため、研究助成事業は研究者とジオパークが繋がるきっかけである。室戸ユネスコ世界ジオパークではジオパークと研究者の関係がその場で終わってしまうことなく、お互いが支え合う関係性が作れるのではないかと模索している。今回はその過程で作られたパートナー研究者制度について紹介を行う。