[M-SD47] 将来の衛星地球観測

[MSD47-05] 多波長光学イメージャを用いた大気エアロゾルの監視，同化予測および再解析プロダクトの作成

*関山 剛¹、弓本 桂也²、眞木 貴史¹、田中 泰宙¹、竹村 俊彦² (1.気象庁気象研究所、2.九州大学応用力学研究所)

キーワード：エアロゾル、監視、データ同化、予測、再解析、イメージャ

自然現象や人為活動によって発生する大気エアロゾルは，大気環境のみならず，気候・海洋・陸域生態系および人の健康等，多岐にわたって影響を与えている。これらの実態把握，被害軽減のため，以下の様な研究・取り組みが行われている。
(1) モニタリング：大気環境および気候変動の進行状況の監視（エアロゾルの時空間分布の把握）
(2) 同化予測：PM2.5および黄砂等の短期間予測による（早期警戒による社会・健康被害の軽減）
(3) 気候データ：再解析プロダクト等の長期気候データセットの作成（気候影響評価や疫学研究等への貢献）
これらの中で，多波長光学イメージャ（近紫外〜近赤外）による観測は核をなす部分であり，欠かすことが出来ない。地球システムの一部である大気エアロゾルの把握および影響評価を継続的に，より正確に行うために，多波長光学イメージャによる観測の継続が必要である。