[M-TT52] インフラサウンド及び関連波動が繋ぐ多圏融合地球物理学の新描像

[MTT52-P01] 全国インフラサウンド観測コンソーシアムの設立と減災活用に向けた将来構想

*山本 真行^1,2、新井 伸夫^2,3、乙津 孝之^2,4 (1.高知工科大学　システム工学群、2.全国インフラサウンド観測コンソーシアム、3.名古屋大学　減災連携研究センター、4.日本気象協会)

キーワード：インフラサウンド、全国コンソーシアム、防災・減災応用

インフラサウンド（超低周波音、微気圧波）は、様々な地球物理学的事象により発生し地球大気中を長距離を伝搬する波動であり、防災・減災への活用が期待されている。JpGUの本セッションにて継続的に議論を進めてきた研究者グループは、このたび「全国インフラサウンド観測コンソーシアム」（仮称）を設立し、その理学的成果を防災・減災工学応用することを目指している。
本発表では、これまで蓄積された様々な地球物理学的事象や人工的音源に対する検証成果とともに、既存の国内100地点以上のセンサー群を活用した防災・減災への全国規模のリモートセンシング体制の構築を目指したモデル地域における活用事例を紹介し、近い将来にあるべき姿について議論を行う契機としたい。
本テーマに関心のあるすべての研究者や開発者の皆様方に本ポスター発表をご覧頂き忌憚なきご意見を頂きたく、関係者一同にてお待ち申し上げるとともに、将来構想に繋がるアイデアや連携協力へのコメントを頂ければ幸いである。