JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-ZZ その他

[M-ZZ53] Availability of earth science data in renewable energy field

コンビーナ:大竹 秀明(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター)、宇野 史睦(日本大学文理学部)、島田 照久(弘前大学大学院理工学研究科)、野原 大輔(電力中央研究所)

[MZZ53-P04] Improvement of prediction of wind power generation output for an area and its sub-area by using monitoring data

*門倉 真二1野原 大輔1大庭 雅道1橋本 篤1平口 博丸1 (1.電力中央研究所)

キーワード:風力発電出力予測、風力発電、気象予測、モニタリングデータ

世界的に太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電の導入が進んでいる。これらは、天候による変動が著しいため、電力系統の安定性への懸念がある。そのため、我々は系統安定化に有用と考えられる風力発電出力の予測手法を開発している。本手法では、気象庁から提供される数値予報値(GPV)を気象モデル WRF と局所風況モデルを用いてダウンスケーリングし、風車位置の風速を予測し、さらにパワーカーブを用いて発電出力を予測する。得られた風車毎の発電出力を加えて、エリアの合計出力を得る。
本研究では、東北エリアを8つに分割したサブエリア毎の発電出力とその合計の予測を模擬し誤差評価を行った。過去の実績データ及び予測値の関係を用いて、補正を行うことで、精度が向上することを確認した。なお、風車毎の風速や出力の補正を行った場合には、さらに精度の向上が示唆されており、より詳細な測定は重要である。