JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-04] 高校生によるポスター発表

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

[O04-P23] 土によって変わる放射線量の関係

*阿部 龍志1市川 大翔1 (1.宮城県利府高等学校)

キーワード:自然放射線モニタリング

本校ではこれまで3年間に渉って環境放射線量の変化をモニタリングしてきた。また計測する地面の影響(気象・水分量)を強く受けていることが分かっている。その地盤の土の違いによって火山性のもの・腐葉土・砂の違い、また水分量が多いと線量が低下する傾向があることがこれまでの調査で分かっていた。

今回、プラスチック製容器に土を盛り、ガイガーカウンターを入れられる空間を土の中に入れられるような装置を制作し、鹿沼土・赤玉土・ゼオライト・川砂をその中にいれ、線量に違いが見られるか20回の試験回数で記録しその傾向を見たところ、湿度などの気象条件にも左右されるが鹿沼土などで有意な線量の低下がある様子が観察できた。ガイガーカウンターはHitachi Lucrest TCS-1172を使用した。

実験継続する中で非常に誤差が多いことを実感する内容であるが、放射線量の多い・少ないをどのように土がもたらしているのか、実験の誤差の評価とともに発表する予定である。