JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-04] 高校生によるポスター発表

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

[O04-P33] 都市におけるヒートアイランド現象および暑さ対策の研究

*髙倉 未央1 (1.東京都立戸山高等学校)

キーワード:ヒートアイランド現象、地表面状態、人工排熱

現在都市部では、気温が上昇するヒートアイランド現象が起こっている。ヒートアイランドの主要因としては、地表面状態と人工排熱が挙げられる。そこで地表面状態や人工排熱量の多少によって気温がどのように上下するかを過去の気温や赤外放射量、人工排熱のデータから調べた上で、実際に測定もした。さらに、空調設備の室外機に日除けをつけて冷却効率を上げることができるか、消費電力量の変化を見て調べた。その結果、地表面状態の観点ではアスファルト舗装の表面温度が高くヒートアイランドの要因になっていること、草地・水辺・遮熱性舗装の表面温度が低く暑さ対策になることが判明した。また、人工排熱の観点では排熱量が多いほど気温が上昇することが判明した。そして、室外機実験では少し省エネになり、冷却効率は少し上がったと考えられる。