[O04-P40] 波の周期と砂の粒径の違いによるリップルマークのでき方
キーワード:漣痕、堆積学
海岸などで出来る堆積のパターンの一種であるリップルマークができる条件について、水と砂を入れたペットボトルを用いて実験した。また前回発表した際よりも砂の粒径の条件、与える振動の種類など多くのパラメーターを変えることでより精密な結論を追求した。レゴブロックのマインドストームというモーター・プログラミングを活用して機械的に制御された計8パターンの振動を加えた。また砂の粒径も多くのパターンに分けた。粒径ごとに色が異なるカラーサンドを使うことによって異なる粒径が混ざった砂でリップルマークが生成される過程の様子を記録できるようにした。それぞれのパターンでできたウェーブリップルの山の数や、模様の特徴の観察から、それぞれのパラメータが模様に及ぼす影響について考察した。また、簡単なコンピュータシミュレーションを通じてのリップルマークの研究にも取り組んだ。実験・コンピュータシミュレーションの両面から検討することで、結論では粒径や波の変化が及ぼすリップルマークへの影響を考える。なお、本研究では筑波大学の山口直文助教授にご指導いただいた。