JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-04] 高校生によるポスター発表

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

[O04-P40] 波の周期と砂の粒径の違いによるリップルマークのでき方

*遠田 剛志1、*三井 隆太郎1 (1.海城中学高等学校)

キーワード:漣痕、堆積学

海岸などで出来る堆積のパターンの一種であるリップルマークができる条件について、水と砂を入れたペットボトルを用いて実験した。また前回発表した際よりも砂の粒径の条件、与える振動の種類など多くのパラメーターを変えることでより精密な結論を追求した。レゴブロックのマインドストームというモーター・プログラミングを活用して機械的に制御された計8パターンの振動を加えた。また砂の粒径も多くのパターンに分けた。粒径ごとに色が異なるカラーサンドを使うことによって異なる粒径が混ざった砂でリップルマークが生成される過程の様子を記録できるようにした。それぞれのパターンでできたウェーブリップルの山の数や、模様の特徴の観察から、それぞれのパラメータが模様に及ぼす影響について考察した。また、簡単なコンピュータシミュレーションを通じてのリップルマークの研究にも取り組んだ。実験・コンピュータシミュレーションの両面から検討することで、結論では粒径や波の変化が及ぼすリップルマークへの影響を考える。なお、本研究では筑波大学の山口直文助教授にご指導いただいた。