JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-04] 高校生によるポスター発表

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

[O04-P51] 土壌の見えない能力 -荷電ゼロ点による土壌評価-

*林 彩乃1、*曽我 彩乃1 (1.京都府立嵯峨野高等学校)

キーワード:森林土壌、演習林、里山、荷電ゼロ点、pH

土壌は森林生態系の中心的な役割を果たしている。土壌は電荷を帯びており、それらの発現は有機物の末端基やpH等の状態によって大きく異なる。そこで、本研究では、嵯峨野高校校有林土壌の荷電ゼロ点(ZPC)を評価し、土壌中の栄養塩類の状態を推察することを目的とした。校有林は京都市の森林と市街地のバッファゾーンである里山地域に位置し、林齢70年程度の針広混交林である。調査実験の結果、土壌pH(H2O)は3.7と低く、pH(KCl)はさらに1程度低いことが分かった。現在、STPT-ZPC法(Sakurai et al., 1988)を用いて、ZPCの測定を進めている。