JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-04] 高校生によるポスター発表

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

[O04-P55] 放射線を用いた効率的な地質調査とその評価

*髙木 大成1、*田中 萌々花1、*松岡 亜弥音1、*??村 好生1、*山口 千晴1 (1.福井県立若狭高等学校)

キーワード:放射線、岩石、地質、鉱物、地質調査

身近に存在する自然放射線は岩石内部からも発せられその線量は岩石の種類によって異なる。我々はこの性質を地質調査に利用し、地質調査マップが作れるのではないかと考えた。京都市青少年科学センター協力の元、福井県嶺南地域西部周辺の岩石サンプルの放射線量を測定した。その結果、同じ種類の岩石であっても大きさによって示される放射線量が異なり、他の岩石サンプルとの距離によって放射線量の変化が見られた。具体的に今回の実験では周りの岩石サンプルから発せられる放射線を考慮せずに測定しており、放射線測定器の周りを鉛のパイプで囲うことによって外的要因を排除できると考えられる。また同じ種類の岩石でも発せられる放射線量が異なる原因は岩石の大きさ・表面積・密度などではないかと考えられるがこれについては未だ調査中である。