JpGU-AGU Joint Meeting 2020

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[J] ポスター発表

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[O-05] 日本のジオパークから日本列島の成り立ちを知る

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、市橋 弥生(佐渡ジオパーク推進協議会)、今井 ひろこ(コムサポートオフィス/和歌山大学国際観光学研究センター)、小原 北士(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会)

[O05-P35] 雲がつくるジオパークの気象景観:男鹿半島西部の山地に起因する列状積雲

*川村 教一1山下 清次2 (1.兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科、2.秋田大学教育文化学部)

キーワード:自然景観、積雲、地形、男鹿半島・大潟ジオパーク

演者は、ジオパークの新しい地域資源として、雲がつくる気象景観に着目している。秋田県の男鹿半島・大潟ジオパークの上空に、空を横切るように1列になって積雲が発生することがあり、きわめて特徴的な景観が一時的に見られることがある。地形が原因となってできる空の自然景観は、新たな地域資源となる可能性を秘めている。

本研究では男鹿半島西部の真山、本山および寒風山が原因となって発生すると考えられる列状積雲の発生状況を明らかにするため、近年の気象衛星「ひまわり」による可視画像のサーベイにより列状積雲を見出した。発生日時における天気図、アメダスによる気象観測データを収集したところ次のような気圧配置、気象条件の時に発生していることが明らかになった。

・春~秋の日中(日出~日の入り)の晴天時に男鹿半島の山地の東方に一列になって積雲が発生している。

発生時の気象条件は以下の通りである。

・東北地方が高気圧に覆われている。

・西寄りの風が吹いている。

 これらのことから、いわゆる晴天積雲であるが、男鹿半島西部の山地が原因となって風下側に発生するものとみられる。

 なお、本研究は平成31年度秋田県ジオパーク研究助成事業(代表者 山下清次)の財政的支援により実施した。