JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM17] 宇宙天気・宇宙気候

コンビーナ:片岡 龍峰(国立極地研究所)、Antti A Pulkkinen(NASA Goddard Space Flight Center)、草野 完也(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、坂口 歌織(情報通信研究機構)

[PEM17-P09] エルニーニョに対する太陽風の影響

*山下 和良1 (1.横浜国立大学大学院環境情報研究院・環境情報学府)

キーワード:オーロラジェット電流指数、エルニーニョ、オゾン、太陽風

太陽磁気活動が地球環境に影響を与えていることは間違いないが、その詳細は明らかではない。この問題について、今までの観測[1,2]に基づき太陽風の地球環境への影響について解析する。太陽風の影響を確認するためAE指数及びオゾン全量データを使用して、エルニーニョへの影響について解析した。なお、解析を進めるにあたって次の点に注意した。低緯度でのオゾンに対する高エネルギー粒子フラックス(EPP)-NOxの影響がUV紫外線に匹敵する可能性がある。[Callis et al.,2000,2001;Langematz et al.,2005;Rozanov et al.,2005]。
低緯度でのオゾン全量の変化が大気安定度及び貿易風に影響することで、エルニーニョの前兆となる可能性がある。

[1]伊藤公紀、日本地球惑星科学連合大会2008-2013
[2]山下和良、日本地球惑星科学連合大会2014-2016