JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS09] 惑星科学

コンビーナ:仲内 悠祐(宇宙航空研究開発機構)、嵩 由芙子(会津大学)

[PPS09-P21] 水星探査ミッション BepiColombo への日本の惑星科学コミュニティの参画

*鎌田 俊一1兵頭 龍樹2高橋 太3吉崎 昂4石城 陽太2倉本 圭1村上 豪2藤本 正樹2 (1.北海道大学、2.宇宙科学研究所、3.九州大学、4.東北大学)

キーワード:ベピ・コロンボ、水星、惑星形成、惑星進化

日欧共同水星探査ミッション BepiColombo が現在進行中である。2018年10月20日にフランス領ギアナから打ち上げられ、2025年12月の水星軌道周回へ向けて現在航行中である。本ミッションでは2つの探査機を用いた周回探査が行われ、JAXAの提供する「みお」は水星の磁気圏や外気圏の探査を、ESAの提供する"Mercury Planetary Orbiter"は水星表面や内部の探査を主に担当している。この探査機構成がゆえに、日本の惑星科学コミュニティは BepiColombo ミッションにほとんど参加してこなかったが、昨年、同ミッションへの Interdisciplinary Scientists (IDS) 公募が行われたことで、広く門戸が開かれることとなった。我々は、日本の得意とする「惑星形成」を主軸に、多段階の水星形成・進化統合モデルを構築し、それを様々な観測データによって吟味することを始めた。本発表では、我々のこれまでの活動と今後のプランを紹介する。