JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG62] 沈み込み帯へのインプットを探る:海溝海側で生じる過程の影響

コンビーナ:山野 誠(東京大学地震研究所)、森下 知晃(金沢大学理工研究域地球社会基盤学系)、藤江 剛(海洋研究開発機構)

[SCG62-01] 古い海洋プレート沈み込み直前の屈曲断層に伴う加水に関連するCHIKYUを使った国際海洋掘削申請提案:科学目標と掘削戦略

*森下 知晃1,2,3藤江 剛2小野 重明2山野 誠4氏家 恒太郎5山口 飛鳥4井尻 暁2土岐 知弘6鹿児島 渉悟4石川 正弘2片山 郁夫7黒田 潤一郎4鈴木 庸平4 (1.金沢大学、2.海洋研究開発機構、3.コロンビア大学、4.東京大学、5.筑波大学、6.琉球大学、7.広島大学)

キーワード:海洋プレート、アウターライズ、沈み込み帯、地震

北西太平洋は世界的にも古い(冷たい)海洋プレートが沈み込む地域である。この海洋プレート沈み込み直前の屈曲域で正断層が発達し,大規模に海洋プレートが加水している可能性が指摘されているが、そのプロセスについてはほとんどわかっていない。特に、東北沖ではM9クラスの地震の影響による影響を強く受けている。そこで、プレート屈曲断層の実態、加水プロセスを理解するために海洋掘削船CHIKYUを用いた試料回収を目指す国際海洋掘削提案を申請する。本発表では、掘削によって達成される科学目標や掘削戦略について紹介する。