JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG70] 地震動・地殻変動・津波データの即時把握・即時解析・即時予測

コンビーナ:小木曽 仁(気象庁気象研究所)、山田 真澄(京都大学防災研究所)、近貞 直孝(防災科学技術研究所)、太田 雄策(東北大学大学院理学研究科附属地震・噴火予知研究観測センター)

[SCG70-P05] S-net水圧データ即時解析のための長期評価

*近貞 直孝1久保田 達矢1 (1.防災科学技術研究所)

キーワード:S-net、海底水圧データ、津波

日本海溝海底地震津波観測網(S-net)の水圧計データは,2019年10月より公開され,防災科学技術研究所(防災科研)の海底地震津波観測網のホームページからオンラインで利用申請を行うことが出来る (doi: 10.17598/nied.0007).このホームページでは,2016年8月以降(S6の25観測点については,2017年4月以降)に取得されたデータが利用申請可能で,3年以上の期間に亘って観測データが蓄積されている.そこで,主に津波が卓越する周期帯域(100秒程度〜数千秒程度)を確認したところ,地震動や地動によるノイズ(久保田ほか,2020,JpGU S-CG66)や津波 (Kubota et al., 2020, GRL) 以外に常時ノイズや不定期に混入するノイズがあることが明らかとなった.そこで,本発表では全150観測点について,長期間の評価を行い,ノイズの原因について議論する.