[SCG70-P05] S-net水圧データ即時解析のための長期評価
キーワード:S-net、海底水圧データ、津波
日本海溝海底地震津波観測網(S-net)の水圧計データは,2019年10月より公開され,防災科学技術研究所(防災科研)の海底地震津波観測網のホームページからオンラインで利用申請を行うことが出来る (doi: 10.17598/nied.0007).このホームページでは,2016年8月以降(S6の25観測点については,2017年4月以降)に取得されたデータが利用申請可能で,3年以上の期間に亘って観測データが蓄積されている.そこで,主に津波が卓越する周期帯域(100秒程度〜数千秒程度)を確認したところ,地震動や地動によるノイズ(久保田ほか,2020,JpGU S-CG66)や津波 (Kubota et al., 2020, GRL) 以外に常時ノイズや不定期に混入するノイズがあることが明らかとなった.そこで,本発表では全150観測点について,長期間の評価を行い,ノイズの原因について議論する.