JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-SS 地震学

[S-SS06] Active faults and Paleoseismology

コンビーナ:近藤 久雄(産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門)、小荒井 衛(茨城大学理学部理学科地球環境科学コース)、大上 隆史(産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、佐藤 善輝(産業技術総合研究所 地質情報研究部門 平野地質研究グループ)

[SSS06-P04] 1943年鳥取地震で出現した鹿野断層におけるS波反射法地震探査

*香川 敬生1野口 竜也1山田 浩二2竹本 哲也2 (1.鳥取大学大学院工学研究科、2.(株)阪神コンサルタンツ)

キーワード:S波反射法地震探査、鹿野断層、1943年鳥取地震

1943年鳥取地震(MJ7.2)で出現した鹿野断層の鳥取市鹿野町法楽寺地区においてS波反射法地震探査を実施した。震源には油圧による板叩き機材を用い,ショット間隔1m,地震計間隔1mで,0.5mの共通中間点(CMP)の記録を,測線長200mにわたって取得した。図に速度解析に用いたS波速度を付した深度断面を示す。CMP番号200付近が鹿野断層に対応し,その付近では表層部に乱れが見られる。また,深さ45mあたりに強い反射面が確認される。周辺では常時微動探査も実施しており,それらのデータを合わせた解釈をおこなう。
謝辞:本研究は日本学術振興会科研費 19H02406の助成を受けたものです。