JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-TT 計測技術・研究手法

[S-TT53] 空中からの地球計測とモニタリング

コンビーナ:楠本 成寿(富山大学大学院理工学研究部(都市デザイン学))、小山 崇夫(東京大学地震研究所)、光畑 裕司(独立行政法人 産業技術総合研究所)、大熊 茂雄(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

[STT53-02] 空中発信空中受信型ドローン空中電磁探査法による地質構造調査

★招待講演

*結城 洋一1新清 晃1富森 さとし1齋藤 全史郎1城森 明2城森 敦善2 (1.応用地質株式会社、2.有限会社ネオサイエンス)

キーワード:ドローン空中電磁探査、ドローン

空中電磁探査法には、地上に送信源を設置して空中で測定する空中電磁探査法(GREATEM)と、空中から電磁波を発信して空中で受診する探査法がある。利用するプラットフォームの多様化、小型高性能化、探査機材の小型化によって、地表ソース型空中電磁探査の測定はマルチコプター(以下ドローン)を使った探査法が開発され、狭い領域の調査は短期間に低コストで探査できるようになった。航空機に搭載する機材についても小型軽量化が可能になり、送信装置もドローンに搭載できるシステムを開発した。使用するドローンの性能も上がっており、送信装置、受信装置を同時に1機のドローンに搭載して飛行するドローンもあるが、ドローンの飛行制御技術の向上によって、汎用型ドローンでも2機のドローンを同時に飛行させることが可能になった。
我々は新たにドローンに搭載する送信装置を開発し、送信装置と受信装置を曳航したドローンを2機同時に飛ばして測定を行った。本発表では、岐阜県濃尾平野で実施した地質構造調査の結果について報告する。
 なお、送信装置の開発は、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」の中で開発された。