JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-01] 惑星スチュワードシップにおける地球惑星科学と社会の役割

2020年7月15日(水) 09:00 〜 10:30 Ch.1

コンビーナ:稲垣 史生(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、William F McDonough(Department of Earth Science and Research Center for Neutrino Science, Tohoku University, Sendai, Miyagi 980-8578, Japan)、Susanne Buiter(Geological Survey of Norway)、座長:稲垣 史生(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、William F McDonough(Department of Earth Science and Research Center for Neutrino Science, Tohoku University, Sendai, Miyagi 980-8578, Japan)

10:00 〜 10:30

[U01-05] グレートデベート:惑星スチュワードシップにおける地球惑星科学そして社会の役割とは何か

*稲垣 史生1William F. McDonough1Susanne Buiter2Guy Brasseur3春日 文子4William Steffen5谷口 真人6亀山 康子7Robin E. Bell8Alberto Montanari9川幡 穂高10 (1.JpGU-AGU Joint Meeting 2020 Program Committee Chair、2.EGU General Assembly 2020 Program Committee Chair、3.AGU Fall Meeting 2020 Program Committee Chair、4.Future Earth Japan Global Hub、5.Australian National University、6.Research Institute for Humanity and Nature、7.National Institute for Environmental Studies、8.AGU President、9.EGU President、10.JpGU President)

キーワード:惑星スチュワードシップ、人新世、地球惑星科学、持続可能性、レジリエンス、共進化

約46億年前の地球誕生から現在に至るまで、地球は多くの気候・環境変動を経験してきました。地球に誕生した生命もまた、それらの変動に適応・進化し、幾多の絶滅の危機を乗り越え現在に至っています。その地球と生命の長い歴史に比べ、人類(ホモ・サピエンス)の歴史は約30万年程度と短く、ほんの一瞬の出来事に他なりません。しかし、現在、農業や産業の革命を経た文明の急速な発展、特に18世紀からの化石燃料を主要なエネルギー源とした産業の発展にともない、大気や海洋、極域そして生命圏の全てが、過去に例を見ない勢いで変化しています。この人新世(アンスロポセン)と呼ばれる人間の時代は、人間活動が地球環境の基幹システムの一つとして、この惑星の地質記録に半恒久的に残る時代と捉えることもできましょう。今後、人間と地球の未来はどうなるのでしょうか?JpGU-AGU Joint Meeting 2020におけるグレート・デベートセッションでは、今後の惑星スチュワードシップ(行動規範を伴う管理と運用)に関する地球惑星科学と社会の役割について、最新の科学的知見や意見、パースペクティブを議論します。