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Research Institute for Humanity and Nature
JpGU2022 地球研関係者 発表情報
総合地球環境学研究所について
新型コロナウイルスによる感染症をはじめとして、地球温暖化、海洋汚染など、地球環境の変化は人間にとって大きな脅威となりつつあり、その対策は待ったなしの急務となっています。ただ、地球には多様な環境があり、私たち人間も多様な文化に生きてきました。環境問題を解決するにはその多様性に基づいて新たな人間の暮らしを創造する必要があります。
総合地球環境学研究所(英語名:Research Institute for Humanity and Nature、略称:地球研、RIHN)は、地球環境問題を文化の問題としてとらえ、研究者ばかりでなく、自治体や市民の幅広い参加を呼びかけながら解決策を探る超学際研究を実施しています。2001年に創設され、2004年には大学共同利用機関法人 人間文化研究機構の一員となりました。
文化とは、地域の自然環境に根差した衣食住に反映される人々の暮らしです。そこに息づいている伝統知と、地球環境を改善するための環境倫理を調和させ、分野を超えた学際的なアプローチから豊かな未来へつながる新しい文化と暮らしを創造することが地球研の大きな目標です。
地球研では、いくつかの研究プロジェクトをプログラムで束ねる「プログラム-プロジェクト制」によって、既存の学問分野や領域を超えた、総合的な研究の展開を図っています。
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総合地球環境学研究所 新ロゴマーク
2022年4月1日より第4期の中期計画期間(2022年度〜2027年度)に入るにあたり、総合地球環境学研究所はロゴマークを一新しました。一般公募により採択されたロゴマークは、神奈川県在住のデザイナー、原田一穂氏による作品で、シンボルマークは、「大学単独ではできない研究基盤」を表す土台のイメージと、「人文学・社会科学・自然科学の文理融合による学際研究」や「社会と連携・協働した超学際研究」の多種多様な人の関わりを、地球のイメージを重ねてデザインしてあります。
当研究所から地球環境問題が解決され、未来のあるべき姿が現れていく強いメッセージを込め、築き上げられる前段階を表現するために、下半分の地球をシンボルマークのモチーフとしています。
また、色彩コンセプトは、誰もが地球をイメージできる青と緑を用いた配色とし、それぞれの色に変化をつけることで、1 つの分野の中でも多様な考え方があることや、研究にあたっての多角的な視点を表現しています。
また、陰影に見える濃淡が円ではなく球体(地球)を分かりやすく伝え、色の変化から環境の変化を連想することができます。
山極壽一地球研所長は「地球環境問題の根幹は人間の文化の問題であるという初心に立ち返り、地球を人間の姿で作っていただいた。しかし、同時に地球は人間によって壊れつつあること、水の惑星であり、緑に代表される自然の調和を取りもどさなければならないことも、このロゴに含まれていると思う」と述べています。
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過去のセミナーやシンポジウムが閲覧できます。また、シンポジウム等の同時配信を不定期でおこなっています。地球研市民セミナー [ 再生リスト▼ ]
地球研の研究成果や地球環境問題の動向をわかりやすく一般の方に紹介することを目的に、地球研または京都市内の会場において年に数回開催しています。難しい概念や専門用語を使わずに、環境の大切さを伝えるよう努めています。
第16回地球研国際シンポジウム「自然と暮らす術(The Arts of Living with Nature)」 [ 再生リスト▼ ]
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