日本地球惑星科学連合2022年大会

セッション情報

[J] 口頭発表

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[O-03] 自然災害と人々-防災への科学者の役割

2022年5月22日(日) 09:00 〜 10:30 303 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:和田 章(東京工業大学)、コンビーナ:高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、久利 美和(気象庁)、座長:和田 章(東京工業大学)、久利 美和(気象庁)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)

防災に関する多様な観点からの学術的知見は、ずいぶん蓄積されてきました。しかし、明日を担う子供たちに、一般の市民や行政の方に、これらの知見が十分に伝わっているか疑問です。個人が避難行動をとる時、家を立てる時、自治体や国が街づくりを考える時、避難勧告を行う時、学術的知見はどの程度考慮されているでしょうか。自然災害が起こるメカニズムの理解は、発災条件の推測や効果的な避難方法の検討に役立つでしょう。ジェンダーや、避難や復興から取り残される高齢者や障害者など「災害弱者」の顕在化の問題は、地域のコミュニティ作りや学校現場での防災教育にも役立ちます。災害に強いまちづくりは、地球環境に負担をかけない都市計画にも直結します。構造物の耐震化のみならず、計画時に地盤の強い地域を選ぶことも重要なポイントです。本セッションでは、明日起こるかもしれない自然災害に対するアクションから、10年ないし数十年という時間軸で考えるべき課題までを、広い意味での防災教育やアウトリーチの観点から議論します。防災学術連携体とJpGUから広い分野の専門家を講演者として招待し、より多くの方々に防災・減災の学術的知見を届けます。

Introduction (09:00 〜 09:15)

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