日本地球惑星科学連合2022年大会

セッション情報

[E] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS03] 太陽系小天体:太陽系進化における最新成果と今後の展望

2022年5月25日(水) 17:15 〜 18:45 国際展示場ホール8

小惑星、彗星、衛星、惑星間塵など太陽系小天体は、われわれの太陽系の起源と進化の解明や生命の材料物質の供給源として重要な手がかりであり、これまで地上や軌道上の望遠鏡観測や探査機による直接探査によって多くの発見がなされてきた。一方、隕石や宇宙塵の分析研究に加えて、サンプルリターンによる帰還試料の分析により、実証的かつ高精度な情報が得られるようになった。それらと理論や室内実験による研究を融合することよって、新たな視点が醸成されると期待される。本セッションでは、太陽系小天体に関する最新の理論的研究、実験的研究、地上観測による最新成果、はやぶさ2やOSIRIS-RExによる新たな知見について議論する。その上で近い将来に成果が期待されるLSSTやJWST等の大型望遠鏡による高感度観測、はやぶさ2拡張、MMX、Destiny+、Hera、Comet Interceptor等の探査計画、木星トロヤ群探査のLucyやM型小惑星探査のPsyche等の未踏地探査計画、およびそれらの協調による科学的進展を俯瞰する。また、小天体の地球衝突回避のためのプラネタリ・ディフェンスも今後の重要課題として議論する。

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