11:00 〜 13:00
[AAS10-P04] 大型バルーンを用いたラジオゾンデ観測で捉えた西太平洋域の高度30~40km付近の擾乱活動
キーワード:ラジオゾンデ観測、大気波動
成層圏にはオゾン等大気微量成分を熱帯域から極域に輸送する子午面循環が存在する。この循環は大気波動により駆動されていることが経度方向に平均した緯度‐高度断面においてはわかっているが、循環および波活動の局所的な構造については、特に上部成層圏においては対流圏に比べ観測が少ないため、未解明な部分が多い。
そこで、本研究では高度30km以上の風速・温度変動を捉えるべく海洋地球研究船「みらい」による西太平洋航海の航路上において大型バルーンを用いたラジオゾンデ観測を2021年5月27日から7月5日の間に合計27回実施した。本発表では本観測の概要を紹介するとともに、13N, 137Eにて行った定点観測中に捉えられた高度30~40kmに見られた大気擾乱活動を解析した結果を報告する。
そこで、本研究では高度30km以上の風速・温度変動を捉えるべく海洋地球研究船「みらい」による西太平洋航海の航路上において大型バルーンを用いたラジオゾンデ観測を2021年5月27日から7月5日の間に合計27回実施した。本発表では本観測の概要を紹介するとともに、13N, 137Eにて行った定点観測中に捉えられた高度30~40kmに見られた大気擾乱活動を解析した結果を報告する。