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[ACG33-P12] 2019/20年の異常な暖冬をもたらした帯状に高温な中緯度の海面水温
キーワード:大気海洋相互作用、暖冬、東西平均
2019/20年冬季は北半球中緯度の多くの地域で冬季を通して観測史上最高の暖冬が持続した.中緯度の東西平均海面水温も高い状態だった.これは近年の局所的な異常気象とは異なるものであった.この異常に暖かい大気と海の相互作用についてデータ解析と数値モデルを用いて明らかにすることを目的とする.解析の結果,秋の暖かい水温が直上の大気を温め,西風によって陸や海に運ばれ,さらに海を温めることが分かった.この大気と海の相互作用は北極振動の正パターンの異常な持続とも整合的であった.