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[ACG45-P04] 茨城県波崎海岸へのCSモデルの適用に関する研究
キーワード:海岸侵食、汀線変化モデル、最適パラメータ
日本では現在,海岸侵食が全国的に顕在化しており,砂浜海岸の保全は重要な課題である.国レベルで適切に海岸を管理していくためには,数十年以上の長期の海岸地形変化を予測可能で汎用性の高いモデルが必要とされる.Udo and Takeda(2017)は,Bruun則を用いて日本全国の将来の砂浜消失予測を行っているものの,Bruun則は現実とは異なる条件を仮定していることから,より現実的なモデルを適用することが望ましい.本研究は,岸沖方向のバー・バーム間の土砂移動を評価したLarson et al.(2016)のCross-shoreモデルを用いて,茨城県波崎海岸の地形変化再現を試み,モデルの適用性を評価した.波崎海岸においては,最適パラメータはLarson et al.(2016)の提案範囲外にあり,パラメータ設定方法について検討する必要があることが示唆された.