日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-HW 水文・陸水・地下水学・水環境

[A-HW26] 同位体水文学2022

2022年6月2日(木) 11:00 〜 13:00 オンラインポスターZoom会場 (9) (Ch.09)

コンビーナ:安原 正也(立正大学地球環境科学部)、コンビーナ:大沢 信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設(別府))、浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)、コンビーナ:中村 高志(山梨大学大学院・国際流域環境研究センター)、座長:浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)

11:00 〜 13:00

[AHW26-P07] 地下水中のExcess air成分の時間変動特性

*浅井 和由1浅井 和見1 (1.株式会社 地球科学研究所)

キーワード:Excess air、六フッ化硫黄、地下水年代、溶存窒素・アルゴン、大垣自噴帯

六フッ化硫黄による地下水年代推定では,Excess airの評価が年代値の信頼性に影響を与える主要因となっている。Excess airは地下水涵養時に溶解平衡以上の気体が地下水に溶け込む現象である。これまでの調査によって日本国内の地下水の多くに,Excess airが含まれていることが分かってきた。しかしながら、Excess airの時間的変動特性や形成プロセスについてはほとんど分かっていないのが現状である。本研究では、時間変動特性を把握することを目的として,大垣自噴帯周辺において河川水・湧水・地下水の溶存窒素・溶存アルゴン濃度の測定を定期的に実施した。