日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-OS 海洋科学・海洋環境

[A-OS13] 陸域海洋相互作用ー惑星スケールの物質輸送

2022年5月24日(火) 09:00 〜 10:30 201A (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:山敷 庸亮(京都大学大学院総合生存学館)、コンビーナ:佐々木 貴教(京都大学 大学院理学研究科 宇宙物理学教室)、升本 順夫(東京大学大学院理学系研究科)、コンビーナ:Behera Swadhin(Climate Variation Predictability and Applicability Research Group, Application Laboratory, JAMSTEC, 3173-25 Showa-machi, Yokohama 236-0001)、座長:山敷 庸亮(京都大学大学院総合生存学館)、佐々木 貴教(京都大学 大学院理学研究科 宇宙物理学教室)

10:00 〜 10:15

[AOS13-05] 成層圏における生物粒子形態と生態系

*三木 健司1,2、佐原 理3 (1.慶應義塾大学、2.東京工業大学地球生命研究所、3.徳島大学)

キーワード:成層圏、形態、生物粒子

成層圏に微生物が存在することは1930年代から言われているが、なぜこのような中層大気にまで微生物の存在範囲が広がっているのかはまだ分かっていない。成層圏環境において粒子を鉛直上方向に動かす力として光泳動が存在し、この光泳動が微生物粒子に働くことで、成層圏に微生物を運んでいる可能性が示唆されている。本研究では、成層圏において生物粒子に働く光泳動や重力の強さの違いと生物粒子の種類(花粉、微生物、胞子)の形態の違いの関係に着目し、成層圏においてどのような生物粒子生態系が広がっていると考えられるのかを考察する。