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[AOS21-05] 全球海洋観測システムの現状・成果と将来：ニーズへの適合と発展（総合討論）
キーワード：全球海洋観測、UN Decade of Ocean
全球的な海洋観測システムは、ArgoやGO-SHIP、OceanSITES、地球観測衛星等が補完しつつ海洋全体をカバーし，気候、海洋環境変動の監視と将来予測に不可欠な「あって当たり前」なものとなっている。これまでの一連のセッションで、現場研究者の目線から、海洋観測システムの現状認識や未来像について多くの研究者、技術者と共有してきた。今回は、海洋観測に対し、我々が研究推進するうえで何を希望し、何を実現させたいのかという視点に立ち、国際的な大規模観測プロジェクトのひとつであるOneArgoを例にとった口頭発表を受けて、海洋科学における大型プロジェクトの利点や課題を議論する。「何が満たされ」「何が欠けているか」という点について、さまざまな観測システムやモデルシステムを用いて研究している研究者を交え、それぞれの立場からの意見を交換しながら、それらを今の形のまま継続すべきなのか、どのように発展させるべきなのか、若手研究者・大学院生らも含め、将来あるべき観測網の輪郭を濃くしていきたい。