[E-11-04] TESSと地上追観測の連携によるトランジット惑星の探査
2018年に打ち上げられたNASAのトランジット惑星探索衛星TESSは、2022年までに5,000個を超えるトランジット惑星の候補を発見しました。しかし、実はTESSで発見された惑星候補の半数程度は、食連星による偽検出です。そこで我々は、発見されたトランジット惑星候補が本物の惑星かどうかを迅速に判別するため、多色同時撮像カメラMuSCATシリーズを開発し、新しいトランジット惑星を発見するための追観測を行なっています。本講演ではMuSCATシリーズの開発と、TESSとの連携によるこれまでの主な研究成果についてご紹介します。