[E-11-16] 古地震計記録:朽ちゆくデータの難題と可能性
地面の揺れを観測する地震計は100年以上前に発明され、巨大地震や核実験など様々な事象を記録してきました。これらは膨大な量のアナログ記録として残されており、デジタル化されれば珍しい津波地震の解析や地球温暖化の過程の分析など新しい研究を可能にします。デジタル化は容易ではありませんが、経年による記録媒体の劣化が進み貴重なデータが失われる前に取り組まなくてはならない課題です。この発表では古地震計記録からでしか得られない情報や日本の高校生も参加したデジタル化への試みを紹介します。