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[HDS07-09] テフラ堆積物の地震地すべりの流動性:標高差分解析の誤差要因と流動性評価への影響
キーワード:地すべりの流動性、等価摩擦係数、テフラ堆積物、2016年熊本地震、標高差分解析
長距離移動する火山砕屑物の地すべりは世界中で広く観察されている。地震に起因する降下テフラ堆積物の地すべりは、そのような長距離移動地すべりの典型と言える。それらは緩斜面で発生して土砂量の大きな岩屑なだれ(>106 m3)と同程度に小さな等価摩擦係数(H/L比)を示すことが多く、非常に高い流動性を有している。こうした地震時のテフラ堆積物の地すべりによる移動土塊の流動性を分析して地すべりの到達距離を予測するためには、まず地すべりの土砂量と形状を正確に計測することが何より重要になる。そこで本発表では、2016年熊本地震(Mw7.0)によって発生したテフラ堆積物の地すべりを地震前後の複数時期について構築した高解像度DEMを用いて解析した結果を報告する。