日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-GG 地理学

[H-GG01] 自然資源・環境に関する地球科学と社会科学の対話

2022年5月31日(火) 11:00 〜 13:00 オンラインポスターZoom会場 (13) (Ch.13)

コンビーナ:古市 剛久(森林総合研究所)、コンビーナ:上田 元(一橋大学・大学院社会学研究科)、大月 義徳(東北大学大学院理学研究科地学専攻環境地理学講座)、コンビーナ:佐々木 達(宮城教育大学)、座長:古市 剛久(森林総合研究所)、座長:上田 元(一橋大学・大学院社会学研究科)

11:00 〜 13:00

[HGG01-P02] 牡蠣養殖由来廃材から生成した竹炭の特性とその活用の可能性

*西城 潔1、阿部 壽夫2 (1.宮城教育大学、2.阿部式炭焼研究所)

キーワード:牡蠣養殖、竹廃材、炭、資源循環

演者らは、宮城県松島湾の牡蠣養殖施設(養殖筏・養殖棚)から発生する竹廃材の有効利用を目的に、竹廃材の炭化と資源化に取り組んでいる(牡蠣養殖由来の竹廃材を材料に生成した炭を、以下「イカダ炭」と呼ぶ)。イカダ炭は、長期間、海水に浸かっていたという竹廃材の履歴を反映し、通常の竹炭とは異なる特性を有する。具体的には、比表面積が大きい、灰分が少ない、発熱量が大きいといった特徴を示す。また他の炭と比較し、すぐれた脱臭効果をもつことも明らかとなった。本発表では、以上の特性について紹介するとともに、その特性を活かした資源活用の方向性について検討したい。