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[HGG01-P02] 牡蠣養殖由来廃材から生成した竹炭の特性とその活用の可能性
キーワード:牡蠣養殖、竹廃材、炭、資源循環
演者らは、宮城県松島湾の牡蠣養殖施設(養殖筏・養殖棚)から発生する竹廃材の有効利用を目的に、竹廃材の炭化と資源化に取り組んでいる(牡蠣養殖由来の竹廃材を材料に生成した炭を、以下「イカダ炭」と呼ぶ)。イカダ炭は、長期間、海水に浸かっていたという竹廃材の履歴を反映し、通常の竹炭とは異なる特性を有する。具体的には、比表面積が大きい、灰分が少ない、発熱量が大きいといった特徴を示す。また他の炭と比較し、すぐれた脱臭効果をもつことも明らかとなった。本発表では、以上の特性について紹介するとともに、その特性を活かした資源活用の方向性について検討したい。