10:00 〜 10:15
[MGI33-05] 非内挿セミラグランジュ法の改良
キーワード:セミラグランジュ法、トレーサー移流、球面
セミ・ラグランジュ法は、CFL条件の制約を受けないため、オイラー法に比べてタイムステップを数倍に伸ばすことができる。セミ・ラグランジュ法では内挿を行うのが一般的だが、Ritchie (1987)では内挿を用いない非内挿法が提案された。本研究では改良した非内挿を提案し、球面上のトレーサ移流に対する複数のテストケースで精度を評価した。改良された非内挿法移流スキームはRitchie (1987)の非内挿法よりも精度が高い。また、既存の内挿法と比較して少ない格子点情報で高精度の計算が可能であり、疑似的に質量が保存されている。