日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI35] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2022年5月30日(月) 11:00 〜 13:00 オンラインポスターZoom会場 (38) (Ch.38)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、コンビーナ:野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門)、コンビーナ:深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、座長:深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門)、村田 健史(情報通信研究機構)

11:00 〜 13:00

[MGI35-P07] LPWA(LoRa)と映像IoT技術開発(3)

*水原 隆道1 (1.株式会社クレアリンクテクノロジー)

キーワード:LPWA、LoRa、映像IoT

内閣府では、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ等の新たな技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人一人のニーズに合わせる形で社会的課題を解決する新たな社会をSociety 5.0と名付けている。Society 5.0ではICTを最大限に活用し、サイバー空間とフィジカル空間(現実世界)とを融合させた取組により、世界に先駆けて人々に豊かさをもたらす超スマート社会を実現する。本研究の目的は、地域社会でのSosiety5.0実現を目指し、地方自治体等が展開しうる地域自然環境監視システムを実現するためのIoT基盤技術開発である。たとえば、中小河川水位および氾濫・越水領域監視、地滑り監視、気象状況監視システムを、電源利率性(エナジーハーベスト)に配慮して構築する。本研究では、次の3つの成果を報告する。①長野県千曲市にLPWA実験用テストベッドとして千曲あんずネットワークを敷設した。基礎的なLoRa通信状況のモニタリングに成功した。②太陽光発電ベースで映像伝送を実現するための映像伝送用小型マイコンのPoC開発を行った。また、映像伝送用マイコンを実装し、外部電力がない環境での性能検証を進める。③通信ノードの電源状況(蓄電量)に応じてデータ通信量を制御するための独自LoRa通信プロトコル設計・実装およびシミュレーションを実施した。RF link社製のLoRaモジュール(通信スロット機能を利用)での試験的を進めた。