15:45 〜 16:00
[MTT45-02] フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山噴火時にCTBTのIMSで観測された気圧変動の伝播
キーワード:インフラサウンド、包括的核実験禁止条約、波形解析、火山噴火
日本気象協会(JWA)は、包括的核実験禁止条約(CTBT)国内データセンター-1(NDC-1)として、日本国内にあるCTBTの地震・微気圧振動観測局の運用・保守や波形データの解析を行っています。2011年の東北地方太平洋沖地震では、大津波の波源域で励起された気圧変動が観測されました。このような災害をもたらすような現象からの信号を直ちに検出することができれば、災害の発生や危険な現象の接近を知らせるのに非常に有効です。これをきっかけに、私たちは日本で独自の観測網を構築することにしました。核実験の監視だけでなく、民生や科学分野での活用にもチャレンジしています。
2022年1月15日、トンガ沖の海底火山フンガ・トンガーフンガ・ハアパイの大規模噴火が発生し、この噴火により励起された気圧変動がCTBTの微気圧振動観測局の全てで観測されました。さらにこの気圧変動が、地球を少なくとも2周はしている様子が捉えられています。ここでは伝播と共に、気圧変動の波形や振幅がどのように変化しているか、を考察しました。
2022年1月15日、トンガ沖の海底火山フンガ・トンガーフンガ・ハアパイの大規模噴火が発生し、この噴火により励起された気圧変動がCTBTの微気圧振動観測局の全てで観測されました。さらにこの気圧変動が、地球を少なくとも2周はしている様子が捉えられています。ここでは伝播と共に、気圧変動の波形や振幅がどのように変化しているか、を考察しました。