11:15 〜 11:45
[O02-02] 海と生きる「まさかり」の大地:下北ジオパークにおける大地と人のかかわり
★招待講演
キーワード:ジオパーク、下北半島
下北ジオパークは,青森県下北半島の5市町村をエリアとし,太平洋・津軽海峡・陸奥湾の3つの海に面したまさかり形が特徴のジオパークである.下北の大地は,約1億5000万年前に形成された付加体,日本海拡大期の海底火山噴出物,鮮新世〜前期更新世のカルデラ噴出物,恐山をはじめとする第四紀火山と,それらをつなぐ堆積平野から成る.下北地域には,これらが比較的観察しやすい形で現れており,下北の形成過程から東北日本弧の成り立ちをイメージすることができる.また,これらの地形・地質と3つの海の存在は,下北に暮らす人々のくらしや,文化・信仰といったこころの在り方にも深く結びついている.
本発表では,下北の大地の成り立ちと,それによって生まれた地形や景観が,下北の自然や,人々のくらしにどのように結びついてきたかを紹介する.また,弘前大学下北ジオパーク研究グループによって行われている研究の成果から,更新されていく下北の大地に成り立ちについても触れたい.
本発表では,下北の大地の成り立ちと,それによって生まれた地形や景観が,下北の自然や,人々のくらしにどのように結びついてきたかを紹介する.また,弘前大学下北ジオパーク研究グループによって行われている研究の成果から,更新されていく下北の大地に成り立ちについても触れたい.